SNSを中心にユーザーから『詐欺商品』『上げ底』という指摘が相次ぐセブンイレブン。
セブン&アイHD専務でセブン-イレブン・ジャパン社長の永松文彦氏が『上げ底』について「本当にそうなってました? 上げ底になってましたか? 他と比べて本当にセブン-イレブンが上げ底になっているのかって言うのをご覧になりましたか? なってませんでしょう?」などと発言してことがトレンドとなっている。
セブンイレブンの底上げ・詐欺商品とは
誰もが一度は利用したことがあろうコンビニ大手チェーンの「セブンイレブン」。
底を上げた上げ底弁当や、美味しそうに見えるサンドイッチも表面の部分にしか具材がないなど、商品によって異なるのだが、セブンイレブンが提供する商品イメージとそれを購入したユーザーのイメージが大きくかけ離れていることから、度々Twitterで話題となっている。
『上げ底』『詐欺商品』とX(旧twitter)で話題になったセブンイレブンの商品
ここからはX(旧twitter)で『上げ底』『詐欺商品』といったイメージを購入者などに与えてしまった商品や手法を紹介していきます。
二重底、上げ底
下の画像の用にお客様は黒い容器の容量が入っていると期待するが、実際は赤い容器の容量しか入っていないもの。赤い容器の深さも浅いため、期待したほどの満足感が得られない可能性がある。
ドリンクパッケージ印刷
Xでよく見かけるのは『練乳いちごミルク』と『sonnaバナナミルク』。
『練乳いちごミルク』は外からみえる赤いものが果肉のように見えるが、それは容器に印刷された模様。果肉感を期待した購入者は、飲んでみると「あれ、おかしいな」となってしまう。
『sonnnaバナナミルク』は容器の上に内容物と似た色をグラデーションをかけて印刷しており、容器の上面いっぱいまで内容物があるように見せている。
しかし、実は上の印刷された箇所は空洞になっていて、購入者は「あれ、思ったより量少なくない?」という印象を持つ人がでてくる。
サンドイッチなどサンド系商品の具材
サンドイッチでは商品を視認できる箇所には具がたくさん入っているように工夫して配置するが、期待するほど具が入っていないことがあるようです。
おにぎりのトリック
昔からコンビニでおにぎりを購入する人は多いのではないでしょうか?
私自身はコンビニのおにぎりでたくさん具材が入っていることにあまり期待はしません。
しかし、セブンイレブンでは中身の具材の量とは別の着眼点でトリックを用意してきました。
まとめ
セブンイレブンのこのような商品イメージを操作する工夫に対して『詐欺』や『トリックアート』などの言葉をよく使われています。
お客さんは外見のイメージから期待して商品を購入することがよくあります。これは最近流行のUXに通ずるところがあり、お店が提供するユーザー体験とお客様が期待するユーザー体験に大きな差異が生じると『詐欺』のような悪い印象になってしまうのでしょう。
今回、永松文彦氏は『上げ底』にのみ言及しましたが、それ以外にもお客様を騙す結果となってしまった商品や見せ方があり、お客様の声に真剣に向き合っていないような印象を持ちました。
『他社と比較してセブンイレブンは問題ないでしょ』ではなく、普通に考えて『お客様が期待感を間違えてしまうものになっていないか?』の方を重要視してほしいと私は思います。
海外から日本のコンビニがピックアップされて観光客にはそれでもまかり通るかもしれないですが、それでは普段使いしている日本人はだんだん遠のいてしまう。値上げをし過ぎておにぎりなどが売れなくなり、慌てて値下げをするようなこともしていますので永松文彦氏が社長ではセブンイレブンの将来は暗いのでは?と私は予想しています。