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天文宇宙検定3級を小1(6歳)で合格したと話題に

天文宇宙検定で小学校1年生(6歳)が3級を合格したと話題になっている。
天文宇宙検定3級は合格率こそ67.6%と高いが10代未満の合格率は6.5%ととても低い。
今回は小学校1年生(6歳)がどのように『天文宇宙検定』に興味を持ち、勉強していったかまとめています。

天文宇宙検定3級を小1(6歳)で合格

小学校に今春入学したばかりの夏目康太朗さんが中学生の履修レベルに相当する「天文宇宙検定」3級6歳で合格したと話題を集めている。

宇宙への興味

康太朗さんは3歳の頃には宇宙に興味を抱いていた。そして、天体や宇宙開発の細かな情報が詰め込まれた図鑑を両親にねだったという。
200ページほどある図鑑をめくり、漢字やアルファベットがあれば「これ何?」と両親に聞き、やがて1人で読めるようになった。それから図書館にある宇宙関連の書籍を何冊も借りては知識を深めていった。

宇宙の勉強?

康太朗さんは朝5時半ぐらいから本を読んでるようだ。そして、寝る前にも1時間ぐらい。
お気に入りの一冊として衛星の打ち上げ日や軌道周期の細かな数値がページを埋め尽くす本があるようです。康太朗さんは「知らないことがたくさん書いてあるから、楽しい」と発言していたとのこと。

康太朗さんのお母様は「本人は勉強とは思っていないみたい。本当に好きで趣味になっている」とおっしゃっていたようなので、趣味が勉学に良い感じに影響してくれているように思います。

過去に受けた「天文宇宙検定」と今後の目標

康太朗さんはすでに5歳で4級に合格いました。そして今年6月に受験した3級の合格証書が届くと、すぐに写真に収めるほど喜んだという。

「天文宇宙検定」は3級より先に、高校生レベルの2級、理工大レベルの1級と続く。
康太朗さんは「もう少し大きくなったら取ってみたい」と2級合格に向け前向きな発言をされていたようです。
そして、「開発した宇宙船で図鑑にもない惑星を見つけてみたい」と声を弾ませる。

参考: yahoo

天文宇宙検定とは

「天文宇宙検定」とは『(一社)天文宇宙教育振興協会』が主催する検定で概要は以下になります。

天文宇宙検定は、天文学や宇宙科学に関する知識を問う検定です。

この検定は、天文や宇宙に関する知識を持つことの証明や、学びのモチベーション向上を目的としています。一般の人々が天文学や宇宙科学に関する基本的な知識を身につけ、より深く宇宙に興味を持つきっかけを提供することを目的としています。

検定は複数の級に分かれており、理工系大学で学ぶ程度の天文知識が必要な1級から、小学生が学ぶ程度の天文学知識からチャレンジできる4級まであります。
引用: 資格ルート

天文宇宙検定の合格率

合格率は公式のwebサイトが発表している第17回の合格率は以下のようなものになっています。

1級0.9%
2級37.7%
3級67.6%
4級68.3%
参考: 天文宇宙学検定

天文宇宙検定合格に必要な点数

1級70点以上 ※60~69点で準1級合格
2級70点以上
3級60点以上
4級60点以上
参考: 天文宇宙学検定

受験者年齢構成

引用: 天文宇宙学検定

小学校一年生(6~7歳にできること)

今回、康太朗さんは6歳(小学校一年生)で3級合格。その前にも5歳で4級に合格しています。
では、一般的に5~7歳ぐらいの年齢でどんなことができるのか調べてものを記載しておきます。

【5歳頃の子ども】遊びから想像力や自制心を学ぶ

集団生活に慣れ、ルールのある遊びやゲームを楽しめるようになってくる5歳。語彙数が2,000程度にまで増えているため、ジョークを言ったり、物語を語ったりして、大人を楽しませてくれることも。また、この頃になると、物の名前だけでなく、“その言葉の意味” や “文脈の中での使い方” を質問することがあります。これは「言葉には明確な意味と比喩的な意味がある」ということを理解しているからです。

【6歳頃の子ども】日常生活の工夫で学習の土台づくり

児童期の入り口に立つ6歳。この頃には、物語の展開を構成する起承転結がわかるようになったり、時間の概念を獲得したり、また、文字や数などの知的な活動への興味も芽生え始めます。自分や友だちの名前、街の看板などの文字を読んだり、エンピツで文字を書いたりする子どもも出てきます。

【7歳頃の子ども】決まった時間で生活リズムを身に付ける

7歳頃の子どもになると授業や宿題がどういうものかわかるようになり、勉強をすることに少しずつ慣れてくる7歳前後。脳の回路が発達し始め、判断力や記憶力も、急速に高まっていきます。本格的に学習を開始するのに適した時期です。

参考: こどもまなび☆ラボ

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まとめ

私も小さい頃は宇宙にあこがれを持って宇宙飛行士になりたい時期もありました。
しかし、ここまで勉強して資格を取ることはできなかったので、康太朗さんの3級合格は純粋にすごいなぁと思います。

小学校1年生の6歳でも大人が受験するような資格に合格できるのだから、子供の興味はすごいものだと思います。
前に記事にさせていただいた小学校5年生でアゲハの研究をして国際学会で発表した子もいます。

興味を持った先の成果はどうであれ、そこで得た知識や経験はこれからの長い人生でとても役に立つと思うのでこういった記事が何かのきっかけになると嬉しいなと思います。

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