青汁王子(三崎優太さん)が信用取引で大損したことは記憶に新しいですし、この記事を書いている2024年10月4日も現在進行形ですね。
では、大損した銘柄とはいったい何だったんでしょうか?
私も株取引を趣味としていてとても気になるので調べてみました。
青汁王子が保有していた銘柄
青汁王子は動画内で保有銘柄にも少し話していました。
複数銘柄持っていたようですが、メインとして大損したのは「TWOSTONE&Sons (7352)」のようです。
「TWOSTONE&Sons (7352)」の根拠
これも動画内でおっしゃっていました「ある銘柄の大株主で(名前)出てるんですけど」と。
それで調べてみたらちゃんといました。
出典:SBI証券
保有株数
四季報を見る限りだと40万株ほど保有していますが、これはおそらく現物で保有している株ですね。
しかし、40万株だけでは暴落で20億円もの落差にならないですし、一番高いところで購入しても7、8億ぐらいにしかなりません。
ここからは推測なので信憑性が下がりますが、8月の暴落時ではおそらく信用口座で150万株前後は保有していたのだと思います。
「TWOSTONE&Sons (7352)」の企業・株価情報
TWOSTONE&Sonsをwebサイトで調べてみると事業領域として出てくるのは「ITを活用したサービス事業」というものでした。なのでもう少ししっかりと調べてみました。
事業内容
この会社の事業内容ですが四季報でしらべてみると下記のようなものでした
ITエンジニアと企業のマッチングが柱。Webメディアのコンサルやプログラミング教室も
引用: 四季報
恐らく、SESみたいものがメインの会社でそこから事業が拡大したって感じだと思います。
よくCMを打ってる会社だと「ギークス」や「レバテック」と似ているのだと思います。
財務状況
SBI証券のアプリで財務状況を調べてみましたが、売上高は順調に増えているのですが、2024年度から利益の成長が鈍化しています。特に純利益は減ってしまっています。
また、配当金も少しですが出していたのですが年々減っています。
利益が減っているので何かに投資しているのか?と思いキャッシュフローを調べてみたのですが、そこからは新な投資は読み取れなかった。
SESといった派遣のような事業をしているのに利益が下がるのは派遣先が少なくなったぐらいしかパッと思い浮かばないがあまりよい状況ではなさそうです。
仕手株の可能性
仕手株とは以下のようなものと言います
短期間に大きな利益を得ることを目的として株式市場(流通市場)に参加する投資家を「仕手」または「仕手筋」などと呼ぶが、これらの人々が好んで売買の対象として取り上げる銘柄のことをいう。
引用: 野村證券
個人的な見解ですが仕手株であった可能性はあると思っています。というのも2022年から2024年3月中旬あたりまでの上昇は異常です。
もちろんその期間では会社の経営状況もよさそうですが、それにしても7倍ぐらいに上昇しているのは上がり過ぎではないでしょうか?
そこから経営状況が悪くなり急降下を始めています。この急降下はふるい落としによるものの可能性がありそうです。
TWOSTONE&Sonsの株価の動向
「TWOSTONE&Sons (7352)」の株価は少し回復
「TWOSTONE&Sons (7352)」の日足チャートがこちらになります。8月の大暴落に比べて少し回復していますが、長期的に見て下落は続いています。
出典: SBI証券
月足では暴落中
月足で株価を確認すると2024年4月から下落トレンドとなり激しく下落中です。
恐らく2024年3月に下方修正の発表をしているので、それが起爆剤となって下落しているのだと思います。
出典: SBI証券
今後の見通し
2024年の業績はあまりよくなかったようです。しかし、赤字決算を出しているわけでもないので、すごく悪いという状況でもなさそう。
いままで適性値以上に株価が上がってしまっていたので、業績悪化によって利確するためにガンガン売られてしまっているという可能性があります。
なので2025年度の業績がどこまで回復できるのか?がとても重要になってきそうです。業績が回復する見込みがあれば下落は止まるのか?そもそも過剰に上がった株価の調整のために下げ続けてしまうのか?
まずは10月15日に本決算の発表があるので、その結果に注目したいです。
まとめ
いろいろと調べてみましたが、この銘柄は何かしらの理由で適正株価よりもかなり過剰して株価が上がってしまっていたと予想します。
青汁王子は経営者からこんな上昇している株があるから今のうちに買っておいた方がいいよ。みたいな話を聞いて投資をしてしまったのではないでしょうか?
専門家ではないので詳しいことは分からないのですが、業績の成長に比べて、株価の上昇が異常だったのでかなり危険な銘柄になってしまっていたのだと思います。
ポジションを保有していない客観的な立場から意見するなら今後ももっと下がる可能性があるので青汁王子は早めに損切をした方がいいのでは?と思います。
約2ヶ月に及ぶ青汁劇場が完結!そして『MISAKI』へ…
2024年10月。約2ヶ月におよんだ青汁王子による青汁劇場は完結した。
いろいろあり、青汁王子は三崎優太として経営者として頑張っていく道を選んだようです。
まずは少し前から始動している『REAL VALUE』のプロジェクトに注力しそうです。