株式会社オパルスは「りりちゃん」こと渡邊真衣氏と「頂き女子」に関する事件を題材にした映画「頂き女子」の制作を決定。
『頂き女子りりちゃん』の事件とは何だったのか?映画はどんな内容なのか?調べてみました。
『頂き女子りりちゃん』とは
「りりちゃん」こと渡邊真衣さんは2021年3月~23年8月、「親と縁を切るのに手切れ金が必要」などとうそを言い、男性3人から計約1億5千万円をだまし取った。また、金銭をだまし取る方法を記したマニュアルなどをインターネットで販売し、約1千万円を詐取した名古屋市の女の犯行を手助けするなどした。
参考: 朝日新聞デジタル
2024年10月15日付の判決
「頂き女子りりちゃん」の名前でSNSで活動し、男性3人から計約1億5千万円をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた無職渡辺真衣被告(26)側が、懲役8年6カ月・罰金800万円とした名古屋高裁判決を不服として上告した。高裁によると上告は15日付。
一審・名古屋地裁は懲役9年・罰金800万円を命じた。高裁は、渡辺被告が被害者に謝罪の意思を示していることや、被害者からだまし取った金を犯罪収益と知りながら、飲食代として受け取った元ホストの男が、渡辺被告の一審判決後に被害者へ一部を賠償したことなどから、懲役を6カ月減刑した。
参考: 朝日新聞デジタル
『頂き女子りりちゃん』映画化の概要
歌舞伎町から日本中に広がった『頂き女子りりちゃん』の事件を映画化。
獄中の本人との数多の面会、手紙の交換によって行われた綿密な取材の元、エピソードや演出、演技のディティールを再構成したナラティブ・フィクション作品とのことです。
「頂き女子」を当事者達の視点で描く
「頂き女子」は今でこそ明確な詐欺だと広く知れ渡っているが、当時は新しい稼ぎ方としてSNSと情報商材を中心に流行し、ホストバブル拡大の一端を担い、歌舞伎町のお金の流れを大きく変えた。自分の大切な存在に持てるものを注ぎ込む<推し活>と呼ばれる行為の連鎖が、ある業界のバブルを招き業態を歪めていく様は、夜の街だけではなく、孤独に端を発した現代日本全体の縮図なのかもしれない。
歌舞伎町を知る当事者達の手で映画化したいという思いから、獄中の本人とも対話を重ね、実際のエピソードやその時のリアルな心情をもとに、渦中の人間達の確かな視点で映像化されることとなった。
制作会社や出演者
プロデューサー | 立花奈央子 |
監督 | 小林勇貴監督 |
りりちゃん役 | 月街えい(LADYBABY) |
制作会社 | 株式会社オパルス |
月街えい
アイドルデビュー前から表現活動に勤しんでおり、ZINEで短歌や詩を発表。現在はX(旧Twitter)で手書き日記「口語自由日記」をアップするなど、優れた言語感覚を持っている。渡邊氏と表裏一体にもなり得るパーソナリティを見出され、初主演への抜擢となった。
小林勇貴監督
「スカム」(MBS/2019年): ギャラクシー賞
「ホームルーム」(MBS/2020年):TVerランキング1位
プロデューサー立花奈央子氏のコメント
映像化に際し、犯罪行為を美化したり犯罪者をまつりあげる意図はありません。事件の背景と構造を読み解き、作品を通して広く知ってもらうことが、類似事件の防止や、社会問題の認知・改善に繋がると考えています。
参考: yahoo
5chの声
『頂き女子りりちゃん』が映画化のスレッドがすでに5chに作られていたので寄せられていたコメントを紹介します。
被害者いるのにようやるわ
りりちゃん役があのちゃんなら見るわ
犯罪者を神格化して詐欺を助長
参考: 5ch
また、公開された『頂き女子』予告編のyoutubeに寄せられたコメントも紹介。
作成の動機が金金金の金儲けが透けて見える、 見ない買わない薦めないの三原則でいきましょう
オープニングの大森靖子さんの「パーティードレス」が染みますね
頂き女子りりちゃんの『みんなを稼がせるマニュアル』
すでにりりちゃんの『みんなを稼がせるマニュアル』はさまざまなweb媒体から確認できるようになりました。
マニュアルはとても長いので下記の記事で要約しています。特に30代・40代男性へ警鐘するための記事となっているので気になる人は是非確認してみてください。
まとめ
『頂き女子りりちゃん』の事件は一時期ニュースを賑わせたので私も知っていました。
それが、こんなにも早く映画化されるのは驚きです。
しかし、まだ事件が風化していないタイミングでの映画化によって世の中としてはネガティブなコメントが多いように思われます。
予告編を見る感じだと『闇金ウシジマくん』のような10代~20代の危険な香りが好きそうな客層をターゲットにした感じになるのかなぁと思いました。
私は…映画館には行かないけどアマプラなどで配信されたら見てみたいな。という印象です。映画はいつ公開なんだろう…